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私たちについて

もんじゃ焼きと初めて出会ったのは20代前半でした。
初めて食べたのは、アルバイトをしていた鉄板焼き屋で勧められるがままに食べさせられたとき。見た目は「なんじゃこれ?」、味は美味しいも不味いも無く…
これがもんじゃ焼きか、、、という印象でした。

後にそのお店を任されることになり、やるなら本場のもんじゃを食べておこうと思いました。そして、初めて東京月島でバラエティに富んだもんじゃ焼きを口にします。

もんじゃ焼きはトッピング次第で無限の味の可能性に満ちており、焼き始めからお焦げのできる終盤にかけて味の変化が楽しめます。もんじゃというものは何とも奥深い食べ物で、大の大人が可愛らしい小さなもんじゃテコで、少しずつ食べ進めるスタイルが愛らしく、歴史を辿れば江戸時代に浅草で発祥し(諸説あり)、形態を変えつつも関東の下町で老若男女に愛され続けるこの食べ物の魅力にはまってゆきました。

当時はまだまだ関西人には毛嫌いされる事が多かった、奇をてらった粉もん料理であるもんじゃを広めたいと闘志を燃やします。

その後、お店は閉店してしまいましたが、もんじゃを広めたいという想いは、もんじゃのお焦げ同様に頭の片隅にこびり付いていました。いつかお客さんに喜んでもらえるようなもんじゃ焼き屋がしたい!と夢を抱きつつも飲食の道を離れましたが、その間も頭のおこげはこびり付いたままでした。TVや雑誌などを見てはどんなもんじゃができるかなど、ずっとヒントを探しノートに書き溜めたりしていました。

そして、一度は離れたもんじゃの道に再び戻ることを決心しました。

京都一乗寺で、もんじゃ焼き専門店として開業してから数年。
多くの方々に愛していただけるもんじゃ焼き屋として、今後も精一杯もんじゃを作り続けていきます。

店主 吉村正行